日商簿記2級取得までを振り返る

日商簿記2級取得までを振り返る 【実践ログ】

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こんにちは、Windyです。

2025年7月、3回目の挑戦で日商簿記2級に合格しました。
今回は、独学で簿記2級に挑戦した私の記録と、実際にかかった費用、便利だった道具、そして不合格から何を学んだのかを振り返ります。

合格までの道のり

合格までは決して順調ではなく、3級をスキップしたり、体調を崩したり、自分の「思い込み」という癖に苦しめられたり……そんな戦いでした。

2023年:簿記との出会い

最初はYouTubeでの学習からスタートしました。
まず【簿記系YouTuber?】ふくしままさゆき先生の動画を見始めましたが、初歩の初歩だった私には少し難しく感じました。

どれくらい初歩だったかと言うと、

  • 「資産・負債・純資産」=貸借対照表(B/S)
  • 「費用・収益」=損益計算書(P/L)

この組み合わせすら覚えられないレベルでした。当時は理解ではなく「重要だから覚える」と暗記に頼っていたので、どっちがどっちなのか混乱していたんです。

そこで公認会計士たぬきち先生の動画を見たところ、文字が大きめで簡潔な図が使われていて、右も左も分からない私には見やすいイメージでした。当時の私には、詳細な情報では脳が処理できなかったのだと思います。

とは言っても、一度で理解できるほど甘くはなく、何度もストップ→繰り返しながら見てました。それでも当時は「完全に理解した」というより、「動画を見てなんとなく分かったつもり」という感覚に近かったと思います。
このお二人の動画を併用することで、自分に合う理解の仕方を探していました。

特に初期の頃は、寝る前などに「聞き流し」をしていました。
簿記の専門用語は、最初は宇宙語のように聞こえます。意味は分からなくても、耳で聞いて音に慣れておくだけで、「うわっ、難しい」という拒否反応が減るのではと考えたからです。

CPAラーニングへの移行と3級スキップ

その後、CPAラーニングを見つけました。
「登録するだけで講義、テキスト、問題集、模試まですべて無料で揃う」という環境に惹かれ、これをメイン教材にしました。

講義を一通り完走し、繰り返し視聴もしましたが、今思うとこの時も「分かったつもり」の部分が大きかった気がします。
それでもCPAラーニングの3級模試を受けたところ、常に90点以上取れるように。

「これなら3級は受けなくていいかも。そのまま2級の勉強をして取ればいいや」
そう判断して3級を受けずに2級へ進もうとしましたが、その後、体調不良があり勉強から離れてしまいました。

2024年:知識ゼロからの再始動

学習を再開した時には、3級の知識はきれいに消え去っていました。
結局、3級範囲から学び直しです。

2級の範囲に入ってからは、以下のように進めました。

  • 商業簿記: 登川先生
  • 工業簿記: 植田先生

工業簿記は登川先生の講義もありましたが、私は植田先生を選びました。
登川先生は「数式」で解説されるのに対し、植田先生は「図(CVP分析など)」を使って解説されます。
私は数式や文字で覚えるよりも、図や形で直感的に理解する方が得意なタイプのようで、植田先生のスタイルがあっていたんだと思います。

最初は「商業 → 工業」の順で進めましたが、工業が終わる頃には商業を忘れている……。
講義中に練習問題を解く時間はありましたが、それだけでは定着しませんでした。途中からは忘れないように並行して学習しました。

1回目受験(12月):不合格

3級の時と同様、CPAラーニングの模試で合格点が出たので受験しました。
しかし、結果は不合格。
本番のネット試験(CBT)は模試と形式こそ同じですが、難易度の差が大きく、完全に打ちのめされました。
「これだけでは足りない」と思い、市販の問題集(1冊目)を購入しました。

2025年:自分との戦い

購入した1冊目の問題集(徹底分析)は、「問題文のどこに注目すべきか」を身につけるのに役立ちました。
これを完走しましたが、これ1冊だけでは不安だったため、さらに難易度高めの問題集(2冊目)を追加購入しました。

2回目受験(3月):不合格(あと4点)

万全を期して挑んだはずの2回目。
手応えは「余裕」でした。「これはいける」と思い、時間も余った状態で終了ボタンを押しました。
しかし、画面に出たのは「不合格」の文字。4点足りませんでした。

ネット試験では、間違えた論点(カテゴリ)は分かっても、具体的な問題までは持ち帰れないため、どこを間違えたか正確には確認できません。

なぜ落ちたのか?
確認が取れない以上あくまで自己分析ですが、私の悪い癖である「思い込み」が原因である可能性が高いという結論に至りました。

自分でも「思い込んで解く傾向がある」ことは自覚しているので、問題を読むときは意識しているつもりなんです。それでも、読めていない。
無意識のうちに脳内で勝手に「いつものあのパターンだ」と変換して解いているらしく、採点結果を見るまで間違いに気づかないのです。本当に絶望的です。。。

さらにネット試験では、画面上の問題文にマーカーを引いたり印をつけたりすることができません。
「思い込み」に対して物理的な抑制(チェック)をかけられない環境も、この癖を誘発したのだと思います。

3回目受験(7月):合格

「思い込み」という癖を直すのは、勉強するよりも大変です。
この癖を少しでも軽減するため、初見の問題を数多くこなす作戦に出ました(ここで3冊目の問題集を追加)。

試験時間の90分に慣れるため、できる限り毎日勉強しました。直前期には1日に模試(問題集)を2、3回分解くこともありました。

迎えた3回目。
大問1(仕訳)で見たことのない問題が出題され、一気に動揺してしまいました。あれだけ解いたはずなのに。。。
「仕訳は満点を取る」つもりだったので粘ってしまい、通常より多く時間をかけてしまいました。我に返り、明らかに失点すると自覚したまま、気持ちを切り替えて次の問題に進みました。ここはもう少し短時間で切り上げられれば良かったです。

「また落ちるかもしれない」と思いつつも、時間いっぱい使い、最後まで解き切りました。
結果はなんと「合格」

予定外だったので頭が真っ白になってました。その後にじわじわと「やっと終わったんだ」という安堵感が込み上げてきました。

2級合格までにかかった費用

このように何度も受験し、問題集を買い足した結果、費用は以下のようになりました。

項目金額備考
受験料(3回分)約18,000円ネット試験(CBT)
市販問題集(3冊)約7,000円Kindle版含む
合計約25,000円

2回も落ちてしまったのでこの金額になりましたが、ストレートで合格すればもっと安く済みます。
これとは別に、勉強の環境を整えるために費用がかかっています。

「iPad × Kindle」がやっぱり便利

iPadを使い簿記2級の勉強をしている様子

効率重視の私がたどり着いた勉強スタイルは、iPadを中心にしたペーパーレス学習です。

この機会に自分用のiPad本体と、ペン(安い互換製品)を購入しました。
ノートアプリの「Goodnotes」はもともと家族と共有で持っていたため、追加費用はかかりませんでした。
これらのアイテムは簿記以外の勉強にも活用できるので、揃えて正解でした。

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Split Viewが便利

iPadの画面分割機能(Split View)を使い、用途に合わせて画面を使い分けました。

  • 講義視聴時: 動画 + テキスト
  • 演習時: 問題集(CPAラーニングやKindle) + Goodnotes(ノート)

これが本当に快適でした。
本が閉じない: 分厚いテキストを手で押さえるストレスから解放されます。
無限に解き直せる: 解答用紙をPDFで取り込めば、何度でも書き込んで、一瞬で消せます。
省スペース: 机の上がテキストとノートで埋め尽くされないので、カフェなどでも勉強しやすいです。

問題集は「Kindleにあるか」よりも「質」を最優先しました。Kindleにない良書は迷わず紙で購入しましたが、デジタル化できるものは徹底してiPadに入れ込みました。

電卓は「打ち間違いを防げるもの」を選ぶ

私が使用した電卓は、家族から譲り受けた学校用モデル「CASIO AZ-26S」です。
もともと簿記用に買ってあったお下がりですが、実際に使ってみると使いやすかったです。

  • 数字キーが大きい: 単純に打ちやすく、打ち間違いの防止になります。
  • サイレントタッチ: 自分が打つ音が静かなので、周りに気を使わずに済みます。

ちなみに試験会場は必ずしも静かとは限りません。他の人のタイピング音などが聞こえる環境です。
私はあえてテレビをつけたまま勉強するなどして、雑音の中でも集中する練習をしていました。

私は右利きですが、ペンを持ったまま計算するために「左手打ち」も練習しました。

※私が使っている「AZ-26S」は学校販売モデル等ですが、現在はJS-20WKAが機能・配置ともに同等品となってます。

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※私のポイント計算ロジックはこちらの記事で解説しています↓

使用した教材と「追加購入した3冊の問題集」

メインの学習は、CPAラーニング(無料)です。
テキストもCPAラーニングのものを使用しています。

問題集の解説動画は、ふくしままさゆき先生が担当されています。
市販の問題集を解くようになってから、ふくしま先生の解説動画を何度も見直しました。初期の頃は難しく感じていましたが、この頃には理解できるようになっており、苦手論点を潰すのに役立ちました。

AIを「翻訳機」として使う

独学の欠点は「質問できないこと」。
そこで私は、分からない論点をAIに質問し、「私にわかりやすいたとえ話」に変換して解説してもらいました。
最新技術を「無料の家庭教師」として使うのも、現代の独学には必須のテクニックです。

追加購入した3冊の問題集

CPAラーニングだけでは足りなかった部分を補うため、以下の3冊を追加投入しました。

  • 『日商簿記2級 徹底分析 2024年版』(Kindle)
    基礎固め用。「問題文のどこに注目すべきか」が身につきました。
  • 『あてる TAC予想模試』(紙)
    1冊目だけでは不安だったため、難易度高めのこれを購入しました。
  • 本試験問題集 2025SS対策』(紙)
    「思い込み」対策として、とにかく初見の問題数をこなすために購入。
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テキストとしては使いませんでしたが、家にあった3級のテキストを3回目に挑戦中の勉強時にCPAラーニングのテキストとともに苦手部分の理解を深めるために使用しました。

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ネット試験(CBT)対策:アナログの重要性

ネット試験対策として、演習時は必ずコピー用紙とペンを使用しました。
ここで注意したいのが「消しゴムが使えない」ということです。

ネット試験では、修正したい時に消すことができません。書き間違えた時にどう対応するか、普段からペンを使って慣れておく必要がありました。
ちなみにペンの種類は会場によって油性や水性などバラバラなので、そこはあまり気にしても仕方ないかもしれません。

まとめ

3級をスキップし、2級合格に至るまで3度試験を受けました。
2回目の試験で「簡単だと思ったのに不合格」だった時は、「自分は向いていないのではないか」「次も同じ結果になるのではないか」と不安しかなかったです。

そこで打開策として自分の癖(思い込み)を分析し、初見の問題を解くことで対策しました。

今回、この記事を書くために振り返ってみて、あることに気づきました。
私がたぬきち先生や植田先生の講義がわかりやすいと感じたのは、おそらく私が「文字や理屈」よりも「図や形」で直感的に理解するタイプだからなのだろうと思います。
もちろん、直感だけでは簿記には合格できませんが、0から1(知識ゼロの状態から理解へ引き上げる段階)へステップアップするには、この「視覚的な分かりやすさ」が有効だったのだと思います。

一方で、私を苦しめた「思い込み」癖も、もしかしたらここに関係しているのかもしれません。
パッと見の印象や図の形だけで「いつものパターンだ」と判断している可能性が高いと、振り返ってみて感じました。

合格という文字を見るまで受かる自信は全く持てませんでしたが、あきらめず自分のペースで勉強を進め、合格できたという達成感と少しの自信が得られたと思います。とにかく継続して勉強するという習慣を身に着けることが試験合格には欠かせない要素だったと思います。

最近の学習事情を調べてみた

最近は選択肢が豊富で、自分に合った勉強方法が選べるのはモチベーションにもつながりそうです。
現在の主な学習方法を整理してみました。大手スクールは質問対応を使い倒す方には有益かもしれませんね。

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月額 2,990円【メンバーシップ制】
3級2級(工業簿記)は無料。2級(商業簿記)の応用分野が要メンバーシップ、それ以外は無料。
公認会計士たぬ吉の資格塾
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スタンダードパック33,000円
(2級商業簿記)
2級商業簿記講座が有料。3級2級工業簿記は無料。
CPAラーニング完全無料(要登録)【Webプラットフォーム】
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ネット試験模試がすべて0円。
スタディング簿記3級合格コース3,350円
簿記2級合格コース17,800円
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